まとめ

2010年の5冊(漫画)

今年は日本語の小説をぜんぜん読んでないので、漫画だけにします。 秋★枝「煩悩寺」→ ガラクタで満たされた煩悩寺の、小沢さんと小山田くんと島ぽんが織り成すダラダラした空気がたまらなく心地いい、素晴らしく温いラブコメだと思います。秋★枝、温いラブコ…

2009年の5冊(小説)

調子が出てきたので一気に行っちゃいます。今年文庫が出た作品の中から順位をつけずに選んでます。 ・新城カズマ「15×24」→→ “死”についての物語であり、いたるところでテンションの高いであり、現時点でまったく終着点が見えないこの作品。今年中に完結する…

2009年の5冊(漫画)

ちょっと早いけど、年末年始は旅行に行くのでまとめておきます。例によって、今年単行本の一冊目が出た作品の中から順位をつけて選んでみます。 第五位:高橋しん「花と奥たん」→ ゆったりとした奥たんの日常とおいしそうな料理、という主題をビビッドに描く…

2008年の5冊(小説)

今年読んだ本(文庫)の中から順位をつけず5冊選んでみます。 ・大西科学「晴れた空にくじら」→ 不思議な現象を一つだけ設定して、そこからは完全な物理学的な考察で作られる世界観が面白かったです。ニュートン力学にしたがうファンタジーなんて、そうそう…

2008年の5冊(漫画)

単行本の一冊目が今年出た作品から順位をつけて選んでみます。 第五位:コゲどんぼ「亡き少女のためのパヴァーヌ」→ 第五位:羽海野チカ「三月のライオン」→→ 現時点で面白いというより、この人がこの方向性で書いたらまず外さないという作品を二つ選んでみ…

2007年の5冊(小説)

今年文庫が出たものの中から順位をつけずに五冊選びます。 ・恩田陸「蛇行する川のほとり」→ 本気出した恩田陸はすごいね。ライトノベルにある少女小説より一桁くらい上の水準でした。これまで読んだ恩田陸の中で一番好き。 ・伊坂幸太郎「チルドレン」→ 五…

2007年の5冊(漫画)

例によって、今年一冊目が出た作品の中から順位をつけて5冊いきます。 第五位:タカハシマコ「乙女ケーキ」→ 自己愛と自己嫌悪が、あるいは偽善と思いやりが、アンビバレントに同居した少女の内面を書いてきたタカハシマコの、そういう系統の話をまとめた短…

2006年の5冊(小説)

今年文庫が出たもので面白かったものを順位をつけずに選んでみます。 ・米澤穂信「さよなら妖精」→→ 異世界から来た少女とここではないどこかへの憧れ。自分ならできるという自信とどうにもならない過去への後悔。主人公に感情移入しながら読む等身大な青春…

2006年の5冊(漫画)

境界条件を”この一年の間に単行本一巻目が出たもの”に限定します。そうしないときりがないのでw 順位をつけて五冊選びました。 第五位:柴田ヨクサル「ハチワンダイバー」→ 将棋の裏プロ・真剣師という生き方をめぐりものすごいテンションで物語は進行して…

2005年の5冊(小説)

今年読んだ本でよかったものを、順位をつけずに5冊選んでみよう。 ・伊坂幸太郎「ラッシュライフ」→ トリックアートをモチーフにした作品で、トリック文学という言葉がぴったりだと思います。登場人物たちのしゃれた会話もポイント。 ・乙一「GOTH」→ 本格…

2005年の5冊(漫画)

新しいものを選ぼうということで、2005年の1月1日から今日までに単行本の1巻目が出た作品に限定します。ランキング形式で行きましょう。 第五位:冬目景「ハツカネズミの時間」→ 現時点で面白いというより面白くなりそうな気配が物凄く漂ってる作品。…