英語学習まとめ

参考までに、2009年から１年半くらいかけてやった英語の教材をまとめておきます。会話から入るなんて器用なことはできないので、理論から入る理系寄りの勉強法になります。それでも、英語圏への留学もしないで２０歳を超えてから本格的に初めたにしては十分な成果が得られたと思っています。

• 第一段階

まずは文法をしっかり固めます。

基本からわかる英語リーディング教本

この本で品詞分解による読解を完璧にして、“辞書があって時間さえかければ”どんな複雑な文章でも読める、という状態にします。２，３回読めば十分でしょう。この本は大学受験で英語が苦手だった人は後回しにしてもいいかも。
並行して中学英語のレベルの文法を“理解”から“体得”にレベルアップさせます。

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)

スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング

いまからするとちょっとレベルが低いけど、非常によくできた本です。この本をやりこめば旅行レベルでは困ることはないでしょう。
発音は完璧にする必要はないけど、最低限理解してもらえる程度は必要でしょう。

CDBフォニックス<発音>トレーニングBOOK (アスカカルチャー)

ここまでで半年くらいかな。つまり2009年の前半くらいまで。この時期は、変に背伸びをせずに基礎固めを徹底します。

• 第二段階

もうどんな本も時間をかければ読めるので、ガンガン読みます。まずはライトノベルの英訳から。

The Melancholy of Haruhi Suzumiya (The Haruhi Suzumiya Series)

Slum Online (Novel)

Gosick 1

他にも何冊か読んだかな。一度日本語で読んだことがある本ばかりなので、ちょっとぐらいわからないところがあっても気にせずどんどん読み進めます。次は児童文学でも読むかと、ムーミンシリーズを読みました。詳細はnovelカテゴリへ。読み物としても面白かったです。
あとは、「the economist」の記事を、時間をかけて丁寧に毎日一つ読む*1ことを日課にしていました。
第一段階でさらっと触れた解読ですが、このころには英文を読むときに意識しなくなってます。が、やたらと複雑な英文が頻出する「the economist」では何度も品詞での読解をしたので、あれがわかってないと記事一つ読めません。
もう一つの柱として、音読を行っていました。

速読速聴・英単語 Core 1900 ver.4

付属のＣＤに合わせてブツブツつぶやくことを日課にして、どんなに忙しくても酔ってても寝る前の１５分は費やすようにしてました。自分の英語レベルを高めるために、“理解”を“体得”にするには自分の口からアウトプットするという行為が絶対必要だと思います。
あとは英単語を増やします。何度も繰り返し例文よ読み、何度も繰り返し単語を見て、瞬間的に意味が出てくるまで繰り返します。ここが一番退屈な作業だったかな。とにかく時間を取る、そして繰り返す、という原始的な方法で覚えました。

DUO 3.0

新TOEIC TEST頻出1200語スコア730レベル New Version対応

新TOEIC TEST必修1200語スコア860レベル New Version対応

その際に、語源の知識があると覚えるのがかなり楽になります。

語源とイラストで一気に覚える英単語 (アスカカルチャー)

簡単に例をあげると、retrospectという単語があった時に、retro(昔)+spect(見る)=懐古、といった感じに単語を要素に分解して考える知識になります。これを意識するだけで、circumspectionからspectacleといろいろ関連づけて覚えられるので、効率よく覚えられます。

• 第三段階

第二段階の訓練を十分に積めば、すぐにTOEIC700点くらいにはなるでしょう。あとは実践あるのみです。ドミトリーの宿に泊まって、他の宿泊客と飲みながら会話を楽しみましょうｗ 世界には、本当にいろいろな人がいます。狭い日本で、不況だのなんだの言ってるのが滑稽に思えてきますよ。今なら、オンラインのスカイプ英会話もいいかと思います。

ここ２年でやったことはこれくらいかな。書き出してみると、思ったより量があって驚きました。それだけ日本で働くのが嫌だったんでしょうｗ
語彙力強化のために読書は続けて行こうと思うけど、とりあえず日本語が話せない人とコミュニケーションで困らなくはなりました。エンジニア職だとこのレベルで十分なんすよね。

*1:仕事中にｗ