西澤保彦「収穫祭」

収穫祭〈上〉 (幻冬舎文庫)

収穫祭〈上〉 (幻冬舎文庫)

収穫祭〈下〉 (幻冬舎文庫)

収穫祭〈下〉 (幻冬舎文庫)

1982年夏、台風の影響で孤立した集落で起きた連続殺人事件は、わずかばかりの生存者とともに被疑者死亡のまま解決を迎えた。九年後、数少ない生存者の周りで、かつての惨劇を予感させる事件が起きて。みたいな感じ。
ずいぶん久しぶりにこの人の本読んだけど、やっぱりいいわ。いろいろな要素を詰め込んだ作品なのですが、作品全体を貫く居心地の悪さがたまらないです。これまでの作品の集大成的な大長編で、「収穫祭」という作品名もぴったりだと思います。
文庫本二冊、一気に読んじゃいました。楽しかったw