お見合いと確率論

面白い話を見つけたので久しぶりに長文を書いてみます。これ。
http://president.jp/articles/-/17489
そこそこ有名で面白い話です。簡単に要約します。これから5人の異性とお見合いなりお付き合いなりして結婚をします。5人の順位は明確につけられていて、必ず誰かと結婚しないといけません。今のお見合い相手が過去と比べて上か下かは判断できるけど、全体の何番目かはわかりません。本文には書いてないけど、これくらいを仮定したモデリングです。
結論としてはリンクの通り。一人目はスルーして、二人目は一人目よりよかったら決着。三人目はこれまでの誰よりもよかったら決着。そうやって最適解を選んでいくと、60%以上の確率で1番目か2番目の相手と結婚できる、というものです。試行回数をn回にして一般化するとn/eも高校数学(数?)の知識で導けます。
ここまで読んでわかる通り、これ、かなりめちゃくちゃなモデリングなんですよね。これから何人と出会うか前もってわかる。その女性は明確に順位づけられる。あたりが特に無茶かな。僕がこれから何人の異性とお嫁さん候補として会えるかなんてわからないし、好みによる順位付けが不変だと思えない。自分がいいと思っても相手がいいと思うかわからないし、離婚と再婚を考えてない。何より、ずっと独身でいることが順位最下位と結婚するより不幸だと仮定してる。冗談じゃない!!○○○○と結婚するくらいなら一生独身でいいわ!・・・失礼。筆が滑りました。
なのですが、明確にわかることが一つあります。試行回数が1回じゃない限り、一人目はスルーしたほうがいい結果になる、ということです。というか、(これから会う異性)/2.73はスルーしたほうがいいんです。
あなたには(俺にも)これから無限の可能性があります。これから何人の異性と出会うかもわかりません。なのでここはいったん、無限と仮定してこれまでで最高を引くまでスルーし続けるくらいでちょうどいいんじゃないでしょうか。
その結果ずっと独身だとしても、ダメな結婚するよりよっぽど幸せな人生を送れると思いますよ。