文字メディアと映像メディア

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原作の小説に比べて、ドラマや映画などは内容が薄く感じる。これは、映像のメディアは視覚と聴覚で受動的に消費するのに対し、文字メディアは自分で想像する能動的行為が間に入るためではないか。

引用しようかと思ったけど、長かったので自分の言葉で要約しました。言ってることに異を唱えるつもりはないですが、物語を伝えるツールとしての特性を考えて違った見識を持ったので書いてみよう*1
いきなり本題。文字メディアの映像メディアに対する優位性とは何だろう。想像力の入る余地がある、もちろんそれもあるでしょう。しかし、文字メディアの持つ本当の優位性は映像メディアに比べて登場人物の考えを、心理描写を、カッコヨク言うと”心”を文章によって表現できることだと思います*2。このことで読者は登場人物への感情移入を容易に行い、(仮想現実での)リアルな追体験が可能にしているのです。では逆に映像メディアの優位性はと考えると…視覚的に派手なアクションと音による臨場感かな。こっちはちょっと自信ない。
結局のところ、メディアの特性を無視して物語展開だけを移植してもいい作品にはならないということでしょう。
なんか当たり前のことを長々書いただけかも(;´Д`)。考えが上手くまとまらないんでもう〆ます。

*1:同時に、なぜ自分が映像メディアに惹かれないかの考察でもある

*2:両者の中間である漫画分野では絵による心理描写を得意とする人もいる