めいびい「かつて神だった獣たちへ」1,2巻

禁忌の技術で生み出され、かつての戦争で「神」と呼ばれる活躍をした擬神兵たち。戦争が終わり平和が訪れた今では、ただ「獣」と恐れられていた。あるものは力に溺れ、あるものは自分の居場所を求めて、平和な時代にそぐわぬ存在になっていた。擬神兵の父親を獣狩りに殺された少女・ナンシーは、父親の死の真相を求めて獣狩りをする擬神兵部隊隊長・ハンクとともに旅をすることにした。
陰鬱な雰囲気が漂うファンタジーものになります。戦争が終わり平和が訪れた世の中で、戦いに特化した存在がどう生きるか、あるいはどう死ぬかといった話がテーマになっています。
「黄昏乙女×アムネシア」ほどの傑作にはならないだろうけど、話のテンポがいいのでよくできた良作にはなりそうですね。