柳広司「ジョーカーゲーム」
- 作者: 柳広司
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2014/12/05
- メディア: Kindle版
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5編収録の短編集になります。設立したばかりのD機関を部外者の視点でつづった表題作「ジョーカーゲーム」と、いきなり敵国に捕らえられてるところから始まる緊迫した「ロビンソン」の2編が特に面白かった。それにしても、スパイたちの存在感の薄さはすさまじいですね。ものすごく優秀なことだけは伝わってくるけど、パーソナリティーが全く印象に残りません。各話の中で使われる名前だって偽名だし。この印象の薄さこそがスパイなのでは、なのでしょう。D機関の創立者である結城中佐だけが印象に残りますw
アニメ化されてるようです。今さっき2話まで見ました。面白かったけど、これだけ登場人物の印象が薄い作品をよくアニメ化しようなんて思ったよね・・・。