冲方丁「テスタメント・シュピーゲル2」
- 作者: 冲方丁
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2014/08/21
- メディア: Kindle版
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特筆すべきは乙と雛でしょう。前作でやたらとカッコよく陽炎を助けてた乙、悪を飲み込んで悪に対峙するダークヒーロー然とした雛、2人の描写が素晴らしいです。やっぱりMSS側のほうが好きだわ。少しずつ記憶を失いながら虚無へ進んでいく鳳、メッセージを読み解きながら真相に迫るエルガもよかったです。個人単位で動いてるMPBより全体像が見やすくて、話のつくりとしても好みです。
普通の小説3冊分くらいのボリュームがあったけど、めちゃちゃ楽しかったです。