加納朋子「七人の敵がいる」
- 作者: 加納朋子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/07/25
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
ミステリだと思ったら、まさかのPTA小説でした。もちろんワーキングマザーの日常なんて俺からしたらファンタジーより遠い世界の話なんですが、これだけ真摯に取材してリアリティある形で書いてあると想像もつきやすいですw やっぱり今の日本でワーキングマザーが子供を育てるとか、壮大な罰ゲームなんですね。全時代的な常識を基にした世間が、いかに理不尽で酷い状況なのか。凄く印象に残りました。母さんありがとう。
「うさぎドロップ」も「よつばと」も、ここをしっかり書くと全然違った印象の作品になるんだろうな。