こがわみさき「はしっぽ花星」1巻

憧れの高校に入学してみたら、昔ちょっと変わった出会いをしていた同級生がいました、という高校生活つものです。やっぱりしみじみといいですね。
こがわみさきの作品はどれも純粋な少年少女の無垢さかわいさにあふれてて素晴らしいです。こういう純粋な存在としての少女を書く上で、純粋さゆえのおバカさ(この作品の場合、微妙な花占いとか)をきちんと書いてるのがポイントなんだと思います。毎日を楽しく必死に生きてる感じがして素晴らしいです。
やっぱりいいなぁ。高校生くらいのゆるい日常もしくわゆるいラヴを書く作家界隈では、傑出した才能を感じます。単純な萌えの火力の大小じゃなくて、表現としての技巧がちょっと別格なくらいうまい感じです。