浦和レッズの件は完全にアウトだと思います。浦和レッズくらいの規模になると、想像力のない人だっているわけで、事件が起こってしまったことはもうしょうがないです。でもアウトです。たとえばマンUレアルマドリード*1の試合で「White only」と掲げたらどういうことになるか、ちょっと想像力を働かせたらすぐにわかります。アウトなのは当然として、ここからの問題はどこで収まるかという一点でしょう。
浦和レッズ(以下クラブ)が首謀者をきちんと処罰して、今後こういうことが二度と起こらないよう努力すると宣言すれば、首謀者+取りまきの数ヶ月出禁くらいでかたがつくでしょう。でもここでなぁなぁで済ますと、次のフェーズJリーグJFAによる処分に行きます。
この段階で処分されるのは、首謀者だけではなく差別を排除できないダメクラブとしての浦和レッズです。具体的に言うと勝ち点を6くらい剥奪する感じですかね。知ってる限り、勝ち点剥奪がされたケースは過去にないので、ここでしっかり処分すると差別は絶対に許さないというJリーグからの力強いメッセージになります。UEFAだと何試合か無観客処分にするからそれもありだけど、お金に目がくらんだJリーグにはこの処置はできそうにないです。でもここできちんと処罰せずに1千万くらいの罰金でなぁなぁで済ますと、次のフェーズFIFAによる処分に行きます。
ここまで行ったら、差別を排除できないダメクラブにダメリーグとして、日本サッカー協会まで含めて相当きつい制裁があるでしょう。クラブについては強制降格、クラブとリーグに国際試合での何らかのペナルティ。これくらいは覚悟したほうがいいと思います。場合によっては代表にまで影響があるかもしれません。
できるだけ早い段階で解決されることを望みますが・・・事なかれ主義で責任の所在を曖昧にしたまま最後まで行きそうな気がしています。事なかれ主義こそ日本的経営の華。
どうせ散る華なら、せめて美しく咲き誇りましょう。
(´-`).。oO(浦和レッズがクラブとしてきちんと対応することを期待します)

*1:こっちのほうが例として適切。チームカラーのことで差別の意図はない、とか言っても通りません