森見登美彦「ペンギン・ハイウェイ」

ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)

ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)

ぼくはたいへん頭が良く、しかも努力をおこたらずにべんきょうするのである。だから、将来はきっとえらい人間になるだろう。ぼくはまだ小学四年生だが、もう大人に負けないようにいろいろな研究をしている。この街に突然現れたペンギンと歯科医院のお姉さんの関係も、ハマモトさんが見つけた「海」も、お姉さんのおっぱいも、ぼくが研究して謎を解き明かすのだ。
(・∀・)イイ!
これはなかなか素晴らしいです。ひと夏の小さな冒険と研究、そして成長が好奇心旺盛な賢い少年を通してみずみずしく綴られております。やがて少年はお姉さんのひみつにせまり、そして・・・。というしんみりとしたラストも大変いい。それにしても、アオヤマくんはちょっとおっぱいに惹かれすぎだと思いますw
「それだけえらくなったら、私の謎も解けるだろうな。そうしたら私を見つけて、会いにおいでよ」
ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)

ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)