これはひどい
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/34378
グローバル人材の不足を問題定義しつつ、若者の内向き志向をくさした記事なのですが、ここまでひどい記事は久々に読みました。
文部科学省は、英語で協業できて創造的な仕事ができる“日本人”*1をグローバル人材と定義しています。日本人に限定されたグローバル人材。大きな矛盾です。そもそも“日本人の”グローバル人材が欲しい、っていう発想が完全に内向きで圧倒的にドメドメなことに気づいていないのでしょうか。おめでたいにもほどがあります。
グローバル企業の人材獲得は、必要な能力・経験があって給与が予算の範囲内なら、国籍も年齢も性別も、もちろん新卒既卒の区別もなく選考します。グローバル人材っていうからには、日本人にこだわらずにそういうグローバルな市場で人材を集めるべきなんじゃないですかね。外国人だと英語が話せない上司が使えない?そんな組織、グローバル人材には選ばれないと思いますよ・・・。
20年にわたる粉飾決済を内部告発した外国人社長をクビにして、あまつさえその企業を優良企業とか言ってメディアから規制当局まで総力を挙げて守るような腐った組織と社会を、「グローバルな視点を持つ人材」が選んで来てくれるといいですね。
(´-`).。oO(むしろ若者が内向きなのを喜ぶべきじゃないかな。役人やコンサルタントさまにとっては、優秀な奴隷が逃げないってことでしょw)

*1:の男性