節電のために夏休みが分散しているらしい。
業界を挙げて休日をずらしたり、お盆を外して夏休みを設定する会社や、時期を延ばす会社が増えている。今年の夏は電力需要が厳しくなることはわかりきっているので、当然でしょう。
その結果として、旅行業界が好調なんだそうだ。いつもならお盆の時期に集中している需要が7月前半から9月初めまで分散して、長めのツアーが売れている。観光地では、需要の期間が延びたことで雇用が生まれているとか。
これ、かなりいい兆候だと思います。そもそも1億人の人間が一斉に休みを取って一斉に移動するとかいう慣行は非効率すぎるので、これを機会に一気に辞めるべきでしょう。本来夏休みは好きなタイミングで取るべきだと思うけど、それはもうちょっと時間がかかりそうだから置いといて。で、せっかく夏休みが分散化したんだから、ついでにゴールデンウィークも分散させちゃえば?
仕事が欲しい観光庁が先走ってるだけのゴールデンウィーク分散化ですが、これ、経済的にかなり効果がある政策だと思います。ちょっと停電して企業の休みがお盆から夏休みの範囲内で分散化するだけでこれだけの効果があるんだから、ぜひやるべきだと思うけどな。「休日が分散化すると業務効率が落ちる」とか「企業のシステムが〜」とか「ほかの人と休みが合わない〜」とかいう意見が、批判のための批判でしかなくいかに意味がないか、休日を土日からずらす企業すら出た夏休みではっきりしたわけだし。休みが分散することの利点を事例をあげて強調して、一気に推し進めればいいんじゃないですかね。
まあ、どうでも、いいですけど。