有川浩「レインツリーの国」

レインツリーの国 (新潮文庫)

レインツリーの国 (新潮文庫)

いったい何の拍子でそんなことを調べようと思ったのかは自分でもわからない。昔好きだったライトノベル、衝撃的なラストが忘れられない本をググった伸行は、ひとつの感想サイトに行き当たる。文章の端々から真摯さが伝わってくる感想を読んだ伸行は、返事も期待せずに「ひとみ」を名乗るブログ主にメールを送ってみた。
図書館戦争」の作中作だそうです。
読書感想サイトがきっかけになるベタな恋愛小説でした。これまではSFの印象が強かったけど、本気で恋愛小説を書くとこうなるんですね。メールのやり取りから始まって初めて二人で会う場面での、伸行のドキドキ感がものすごく丁寧に書かれていたのが印象的でした。つーか、この題材だと客観評価できなそうですw
それはそれとして、解説でネタバレかますなら最初に一筆添えてほしかったです。(´-`).。oO(ミステリ系の人じゃないからそういう文化がないのかな)