漫画と小説以外の書籍は扱わないことにしているのだけど、「食糧危機を煽ってはいけない」はなかなか面白かったよ。
日本と欧米の一部はここ数十年で単位面積当たりの穀物生産高が8倍くらいになったけど、豪州や世界中のそのほかの地域はまだ低い生産性のままでそこに化学肥料を投入するだけで世界の穀物生産良は膨れ上がる。新興国でも子供を大学まで通わせて工場で働いたほうが儲かるようになる、子供一人の教育費が高くなるから人口爆発なんて起きない。金融現象で穀物価格が上がっても、日本ではあんぱんが10円上がる程度だ。
言われてみれば納得の話なのですが、システムとして社会を分析するという手法が興味深かったです。
こういう本も少しずつ扱っていこうかな。でも需要なさそう・・・。