加藤元浩「C.M.B.」4巻

イスラエルの調査員がバチカン周辺のローマ市内で殺された。キリスト教ユダヤ教の世界を二分しかねない緊張状態を何とかするために、調査を依頼された森羅(と立樹)はイタリアに飛んだ。みたいな話。
世界史は完全に専門外だから、ユダヤ戦争とかユダヤの財宝とか言われてもサパーリわからないけど、分からないなりに楽しめました。理系ミステリな「Q.E.D.」と違って、「C.M.B.」は歴史とか民俗学みたいな社会学系で行くみたいですね。それはそれでいいけど、二つの殺人事件があまりにも偶然性に頼りすぎなのはちょっとどうかと思います。後ろに倒れたらどうするの?とか銃が当たっても死ななかったらどうするの?とか、事件のロジックに関してはもうちょっと詰めて欲しかったですね。
俺ももうちょっと世界史とか世界情勢を勉強したほうがいいのかも・・・。知らないことが多すぎるw