東野圭吾「片想い」

片想い (文春文庫)

片想い (文春文庫)

面白いか?と問われたら面白かったと答えるけど、そこまで強烈には惹かれませんでした。
やっぱり性同一性障害なんて俺にとって全く他人事だというのが大きいような気がします。そういえばここ最近で、やけにそういう話を読んだような・・・。社会におけるジェンダーの不当な差別とか言われても、わかんなくはないけどやっぱり他人事なんだよなぁ。今思ったけど、主人公にとっても他人事だってのも大きいかも。
かつての仲間とその変化を通して10年の歳月の重みみたいのを書くってのは上手くいってると思いますが、それのみを突き詰めた作品には及ばないよなぁ。
うーん、やっぱりつまんなくはないけどそこまで強烈に心を捉えないと言うしかないなぁ。つまんなくはないけどねぇ・・。