恩田陸「夜の底はやわらかな幻」

夜の底は柔らかな幻(上) (文春文庫)

夜の底は柔らかな幻(上) (文春文庫)

夜の底は柔らかな幻(下) (文春文庫)

夜の底は柔らかな幻(下) (文春文庫)

架空の土佐を舞台にした、和式ホラーでした。魅力的なキャラクターと丁寧に構築された世界は素晴らしく、引き込まれて読んでたのですが・・・ラストで「あれ?」となるいつもの恩田陸ホラーな感じでした。恩田陸の作品は結構読んでるから、中盤以降は面白さと同時に嫌な予感もしてたけどね。
風呂敷を広げて広げて、面白そうな要素をちりばめて、いきなりそこに火をつけるようなことをされたら確かに驚くけど・・・。期待してるのはそういう驚きじゃないんだよな。

銀行口座の開設が11月の給与に間に合わなかったので、今月の給与もSG口座に振り込まれることになりました。銀行口座の開設なんてSGだったら1日で終わるのに・・・。スウェーデンの公共セクターや銀行は、社会主義っぽくて非効率でいまいちですね。まあ未だに印鑑とか求められるどこかの島国よりはましですが・・・。
生活については、久しぶりに自炊と晩酌を楽しめる環境に満足してます。部屋にテレビがついてるから、PCとつないでアニメを見ながらまったり飲んでます。幸せ。

スウェーデンが12年ぶりにワールドカップ出場を決めたイタリアとのプレーオフは、近所の場末って感じのパブで見ました。出場決定の瞬間はどったんばったん大騒ぎだったけど、割とすぐにみんな帰るモードになっててちょっと驚きました。アジアなら、渋谷の交差点やスクンヴィットみたいなところで明け方まで大騒ぎなのに。
と思って外に出たら納得。夜11時過ぎのヨーテボリは寒すぎて喜ぶどころじゃありませんでした。気温は確実に氷点下、地面の水たまりから手すりから道端の草まで、あらゆるものが凍り付いてます。こっち来てから一度、凍った地面で転んでるから慎重になってます。わかってはいたけど、いい季節ではないですね。
その分夏はワールドカップも含めて盛り上がるのでしょう。夏に期待しつつお金を貯めます。

今まで写真管理にはGooglePICASAを使ってたけど、Google Photoに統合されたんですね。というか、Google Photoがすごく使い勝手が良さそう。これが僕の期待通りに使えるなら、もう容量の大きなローカルストレージなんていらないのかも・・・。未来を感じます。


個人IDの発行と銀行口座の開設が間に合わなくて、今月の給与はシンガポールの口座に振り込まれることが確定しました。金に困ってるわけじゃないから直接的な被害はないけど、為替の変換手数料が地味にかかってくるから歓迎すべき事態じゃないですよね。ショック。

学生時代以来、すごく久しぶりにする自炊が楽しいです。こんなにがっつり自炊すると学生時代を思い出しますね。数日分の献立を考えて買い物をして、休日にがっつり手間がかかる料理を作って。ついでにおいしい料理でゆっくり酒を飲んで。うん。楽しい。
シンガポールでは外に出ないと楽しくなかったけど、スウェーデンでは引きこもり生活を楽しめる感じです。これは寒くて暗い冬に向けていい傾向化も。いい酒を買ってゆっくり飲みながら部屋でまったり過ごす。悪くない。
でも早く自転車が欲しいです。

アパートに引っ越しました。スーツケース二つだけの引っ越しです。
これでやっとリアルライフが始まった感じかな。スーパーで2,3日分の献立を考えながら買い物するのが、ものすごく懐かしいです。学生時代に戻った気分。
次の目標は自転車を買うことかな。これはもしかして次の春になるかも・・・。