2017-10-03 森見富美彦「有頂天家族 二代目の帰朝」 小説 有頂天家族 二代目の帰朝 (幻冬舎文庫)作者: 森見登美彦出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2017/04/04メディア: Kindle版この商品を含むブログ (2件) を見る百年前に赤玉先生との親子喧嘩で負けて、英国に渡った如意ケ嶽薬師坊の二代目が帰ってきた。時を同じく、世界一周クルーズに出かけていた弁天も帰ってきて、二代目とけんかを初めてしまった。「面白いことはよきことなり」矢三郎は面白いことを求めて弁天と二代目の間を駆け抜け、下鴨家はいろいろと騒動に巻き込まれる。という話。 京都を舞台にした、天狗と人間と狸のドタバタコメディ、二作目です。相変わらず文章はきれいだし展開は面白いのですが、物語的な盛り上がりは前作の方があったかな。しかし、下鴨家の阿呆兄弟を含めて狸たちはみんな愛らしいですね。 中途半端なところで終わってるので、そのうち次の話も出るのでしょう。ゆっくり待ちます。