西尾維新「化物語」

今更感が漂います。昔から読みたかったけど、かさばる上にクソ高い装丁がムカついて文庫待ちしてました。待つこと10年、いまだに文庫は出ないけど電子書籍が出てしかもセールになったので読んでみました。アニメは見てません。
クラスで病弱な女の子という立ち位置を与えられている戦場ヶ原ひたぎ。いつも一人で教室の隅で本を読み、己の周囲に壁を作っている。当然僕とのかかわりも特にない。そう思っていた。そんなある日のことだった。遅刻気味に後者の階段を駆け上がっていた時に、戦場ヶ原が降ってきて、そして戦場ヶ原が恐ろしく軽いことに気づいてしまった。ここにいないかのように。そう。戦場ヶ原にはおよそ体重とよべるものが、全くと言っていいほど、なかったのである。
という感じで、怪異にとらわれた女の子と主人公、阿良々木暦の物語でした。なのですが、ストーリーはおまけみたいなものです。内容のほとんどが阿良々木暦とめちゃくちゃキャラの立った女の子のボケツッコミ漫才という恐ろしい作品で、ほんとよくこんなのアニメ化したよね。ボケツッコミ漫才そのものはかなり面白いです。
漫才の面白さで八九寺真宵が特に気に入りました。あと千石撫子ちゃんがかわええですね。
続きもセールで買えたら読みます。