namo「狼少年は今日も嘘を重ねる」1〜3巻

これは面白い。
「無理です。あなたの存在が」主人公の五木啓太郎は、騒がしい周囲から逃れるように図書館に引きこもる男を寄せ付けないことで有名な"いばら姫"外鯨葵にこっぴどくフラれてしまう。落ち込む啓太郎がカリスマメイク師の姉に相談すると睡眠薬を盛られ、次に起きたら美少女に変身していた。いろいろあって、五木啓太郎は、男勝りな少女イツキとして葵と友達になり、葵の男嫌いを克服する手伝いをすることになった。という感じ。
1巻の時点ではイマイチだったのですが、どんどん面白くなってます。3巻ラストは一つのピークかな。
物語が本格的に動き出すのは、葵の親友で番犬を自称する倉敷牡丹が出てきてからですね。友達のはずだったのにイツキのことが少しづつ気になってきている葵「百合・・・そういうのもあるのね」一緒に図書委員の仕事をするうちに啓太郎に恋に落ちる牡丹「イツキさんにだったら伝えていいかな。あたし啓太郎先輩のことが好きなんです」そして、啓太郎の嘘と罪悪感は大きくなっていく・・・。なんというか、ベクトルが交錯しまくってて最高ですね。牡丹がかわいすぎてゴロゴロ転がっちゃいます。
この嘘がばれるとき3人の関係はどうなるのか。非常に楽しみです。