水上悟志「スピリットサークル」1,2巻

イイ(・∀・)!
友達にも恵まれ楽しく暮らす中学二年生の風太のクラスに、額に印象的な傷を持つ美少女転校生の鉱子が転向してきた。鉱子が気になり声をかけた風太は、鉱子の背後霊と会話したことから鉱子に因縁をつけられた。風太と鉱子は7度の輪廻転生を経て、そのほとんどを憎みあい殺しあう間柄だったというのだ・・・。みたいな話。輪廻転生ものです。
2巻までで三つの過去生が出てきたのですが、それが複雑に絡み合いながら現在の風太と鉱子にも影響を与えているんですね。現在、そして過去を交錯させながら一つのテーマを重層的に描いていく作品になるんでしょう。この構成はめちゃくちゃ複雑になりそうですが、巧みに描写されてて違和感なく読めます。風太と鉱子で視点を変えることで、2人が関わった一つの過去生がひっくり返る。さらにそれが積み重なって複雑な模様になっていく。そんな感じです。
現時点で傑作です。続きも読みます。