須河篤志「不器用な匠ちゃん」1〜3巻

歯科技工士をしている藍川さんには人には言えない趣味があった。趣味を隠しながらのガールズトークにもうまく乗れず、人間関係も苦手な彼女だったが、偶然似たような趣味を持つ同好の士を得る。初めての仲間、初めての趣味を共有できる女友達。何よりこの人たちは、私の趣味、武器フィギア作りを理解してくれる。ところがいつしか、藍川さんは仲間の一人に恋をして・・・。というお話。
これはなかなか面白いです。マニアックな趣味を通してできた、初めての趣味仲間。この関係を、趣味仲間の集まりを、壊したくはないけど、彼のことが好き。という恋の病にかかってしまった主人公を眺める漫画だと理解しました。書き方によっては物凄くドロドロしそうな設定なのに妙に爽やかなのは、ほとんどの登場人物が色恋沙汰より趣味に大事にして、仲間と過ごす場を大事にしているからでしょう。
3巻で物語が動きまくってます。