貴志祐介「クリムゾンの迷宮」

主人公含めて何の共通点もない人間が、いきなりオーストラリアに連れてこられて殺し合いのサバイバルをする羽目になりました。みたいな話。ゼロサムゲームなサバイバルホラーです。
中盤から終盤にかけての緊張感はなかなかよかったけど、もうちょっと幻想よりのホラー小説のほうが好みですね。その意味じゃ「天使の囀り」のほうがよかったかな。
自分が今いる世界が何なのかという謎と絡めた独自の設定が面白かったです。