北村薫「鷺と雪」

鷺と雪 (文春文庫)

鷺と雪 (文春文庫)

相変わらず上品な作品でした。直木賞受賞作らしいですよ。
えーと、大学受験で日本史を取った人ならこの後の展開を想像してニヤニヤできるのかもしれません。俺の日本史知識がなさ過ぎて十分楽しめなかったような気がします。最後のページあれが○○○事件だって気づかなかったし、そもそもどういう事件だっけ?とググる必要があるくらい、俺の日本史知識は貧弱なんですよ。
たぶん俺は、この作品の対象読者としてあんまりふさわしくない感じだね。