Carol O'Connell「bone by bone」

Bone By Bone (A Mallory Novel)

Bone By Bone (A Mallory Novel)

愛おしい骨 (創元推理文庫)

愛おしい骨 (創元推理文庫)

日本の「このミステリーがすごい!」2011年度一位の作品。残念ながら、俺の英語力不足によりきちんと読み込めていません。
20年ぶりに帰郷した故郷の田舎町。弟の失踪事件から逃げるように去った町は、20年前と変わらぬ姿でOrenを迎えた。育ての親にあたるお手伝いさんのHannaに呼び出されて帰郷したOrenを待ち受けていたのは、一欠ずつ届けられる弟・Joshの骨であった。骨の状態から、弟の失踪事件は殺人事件だったことがわかり、事件と町の時間が動き出した。みたいな感じ。
たぶん事件そのものには大きな焦点は当たっていなくて、町中の人々が主役となる話なのでしょう。どこか歪んだ町中の人々は、それぞれに事件にかかわっていて、事件の解明を通して少しずつ変わっていく、みたいな話だと思います。恩田陸あたりの幻想小説に近そうな雰囲気でした。
ツンデレとしか形容しようのないBellとOrenのやり取りが面白かったです。
これくらいすらすら読めるようにならないとなぁ・・・。