万城目学「鹿男あをによし」

鹿男あをによし (幻冬舎文庫)

鹿男あをによし (幻冬舎文庫)

神経衰弱で大学の研究室を追われ、おれは奈良の女子高に赴任した。ほんの短期間のしごとのつもりだったが、東大寺で鹿に話しかけられたことで何か大きな流れに巻き込まれることに。みたいな感じ。
前作「鴨川ホルモー」と比べると幾分テンションを抑えた作品で、往来で股間の素敵なサムシング*1を揺らすようなはっちゃけたシーンはなかったですw テンション低いながらもよく出来たファンタジーでした。
「坊ちゃん」と比較した解説は悪くはないけど、やっぱり比較対象としては「四畳半神話体系」あたりのほうがしっくり来るようなきがします。

*1:ジョニー