概算要求はこんなもんでしょ、という感じです。あれだけ派手にばら撒けば、そりゃ足りなくなるわ。
そもそもマニフェストにも「無駄を省く」「企業ではなく人に使う」といってただけなので、もうダムとか要らないしこの方向性では(現時点で)十分な予算組み替えが出来てると思うけど、「収入そのものを大きくする」という視点は全くなかったからね。そりゃ足りなくなるわ。まあ自民党にもこの視点は感じなかったけどね。
それはそれとして、こんな本を読みました。

希望を捨てる勇気―停滞と成長の経済学

希望を捨てる勇気―停滞と成長の経済学

絶望した!』とかやろうかと思ったけど、ネタにするのもはばかられるような真摯で真っ当な指摘でした。90年以降、既得権と見せかけの平等と安心を守ろうして、成長と富を失っていく様が克明に描かれていて、そしてそれは今でも改善する兆しはほとんど見えてこない。
この本で指摘されるあるべき姿には、移民に関する提言が無いことを除けば、かなり賛成できるけど・・・それが実行されることは絶対に無いんだろうなぁ。
ということで、みんなも読んで絶望しようぜっ!