北村薫「ひとがた流し」

ひとがた流し (新潮文庫)

ひとがた流し (新潮文庫)

北村薫らしく、非常に端正な筆致で40代の女性三人の友情と絆を淡々と上品に綴っています。いつにもまして上品な気がします。
北村薫の過剰とも思える上品さってちょっと苦手なんですが、この作品はこれくらい上品にしないと成立しないだろうな、という気がします。
表紙が女学生風だからといって、萌えを求めて読むのはお勧めできませんw
(´-`).。oO(北村薫にそんなの求めないよな・・・)