遠藤浩輝「オールラウンダー廻」

オールラウンダー廻(1) (イブニングKC)

オールラウンダー廻(1) (イブニングKC)

アマ修斗を舞台にした青春もの、なのかな。なんとまぁマニアックな・・・。
なんとなく修斗をやってる高校生の廻(めぐる)は、なんとなく出場した試合で少年時代に一緒に空手を習っていた親友に再開する。その試合でしめ落とされたことをきっかけに、廻の競技に対する姿勢は少しずつ変わっていく。みたいな感じ。
グラウンドでのポジショニングとか肩口を狙うミドルとか、重要な技術ではあるけど見栄えのしない駆け引き中心の格闘描写はとことん地味で、どこにでもいそうな高校生であるところの廻も主人公を張るにはちょっと地味な気がします。そんな中、父親の復讐のために修斗を習っているという、廻のかつての親友でヤクザの息子・タカシの設定がへヴィすぎて異彩を放っています。「セスタス」ぽい話になっていくんですかね。こっちのほうが地味で重苦しくなりそうだけど。
タカシと廻の生き方が交錯してくると面白くなりそうな感じです。地味だけど。
ちなみにおいら、キックボクサー(アマ)なのでこの作品を客観評価してる自身は全く無いですw