国籍法改定と300日規定

こんなどうでもいいことより、GMの行く末でも考えたほうが楽しいんだろうけど・・・
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081201-00000009-mai-soci
あっちが違憲ってことは、当然これも違憲判決がでるでしょう。これ、非常によく似た事件だと思うんですよ。方や母親が外国人で、いろんな理由で父親とされる人物とは結婚できず(だから認知なんです)、戸籍が与えられない。方や母親が妊娠時期にある男と結婚していて、その男以外を父親とする戸籍が与えられない。似てるでしょ?
ちょっと考えてみました。この二つの裁判が意味することは何なのか。ネット上では、特定国家による日本の乗っ取りだなんていう頭に蛆がわいたとしか思えない電波ゆんゆんな言動が見られたけど、この二つの事件が意味するところはそんなものじゃありません。
もう一度、この事件の共通点を考えて見ましょう。たぶんこんな一言に集約できると思います。
父親と婚姻関係にないから、子供が戸籍(国籍)を取得できない
そう、この二つの裁判を通して行われたのは、親子関係と婚姻関係の分離なのです。非嫡出子と実子の区別をなくすことなのです。そして、結婚の社会的役割の低下と制度としての家庭の崩壊なのです。
何でこういうことになっているのか。やっぱり、法律が現在の複雑な人間関係に追いついてないんでしょう。そして、戸籍法や国籍法が出来たときには想定してなかったケースで、それって憲法違反だよね、という事象が無視できない数で出てきた、ということなのでしょう。
これからもこの流れ、結婚の役割の低下と家庭の崩壊、婚姻と親子の分離は続いていくのか。
それとも、古い結婚観や家制度に固執する保守な人々がネットを使って扇動活動をするのか。
興味は尽きません。
(´-`).。oO(負けじと電波を飛ばしてみました。よいこのみんなは信じ込む前に自分でも調べてみましょう)