食事時になんとなくテレビをつけてて目に入った、デジタルビデオカメラのコマーシャルの話をします。とにかく「50時間連続撮影」を売りにする、むしろそれしか主張しない、みたいなCM(製品名なんかはググってください)でした。

50時間撮影・・・。きっとすばらしい技術なのでしょう。ライバル商品が何時間連続で撮影できるかはぜんぜんわからないけど、これまでは20時間(数字は適当)しかもたなかった駆動時間を、バッテリーの改善と軽量化、電力効率の向上を多くのエンジニアが残業をしながら成し遂げていった、日本的な高効率商品なのでしょう。そして、もちろん50時間も動くってのは明確な付加価値だし、30時間(数字は適当)しかもたないライバル商品より、付加価値(と研究開発費)のぶんお高くなっているのでしょう。
日本的ですばらしい商品じゃないですか!誰が何を撮影すれば50時間も連続で取り続ける必要があるのかさっぱりわからないところも含めて!

きっとこの商品の裏には、駆動時間を長くするためにがんばるエンジニアのプロジェクトX的な努力(もちろん費用も)が、多くの人は駆動時間が長い商品を欲しがるという統計が、たとえ高くても効率(性能じゃないと思います)のいい商品が売れるという読みがあるのでしょう。
きっとみんな50時間撮影する対象があるんだよね。撮影したら疲れてるだろうし途中で絶対眠くなるから休憩中か寝てるときに充電すればいい、なんて考える僕のほうがマイノリティな消費者なんですね、わかります。
(´-`).。oO(だれか疑問に思わなかったのかな・・・)