橋本紡「流れ星が消えないうちに」
- 作者: 橋本紡
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/06/30
- メディア: 文庫
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加地は、もうこの世にはいない親友は僕とは全く正反対のタイプだった。だからこそあれだけ惹かれあったのだろう。僕はいまだに、嫉妬と憧れの混じった気持ちを抱えながら、加地のことを思い出している。みたいな話。
かつて無くなった青年の元恋人と元親友が変わっていく話。こう書くとものすごく陳腐だけど、まあ実際にそうだからなぁw 自作のプラネタリウムとか高校の文化祭とか、いかにもなガジェットがいっぱいでメロドラマとしての雰囲気はいいと思います。
巧くんの話は面白かったけど、女の子の一人称はほめられた出来じゃなかったと思いますよ。ちょっと不自然だと感じてしまった。