有川浩「空の中」

空の中 (角川文庫)

空の中 (角川文庫)

日本の悲願だった国産輸送機プロジェクトの試作一号機、演習中の自衛隊戦闘機。四国沖の高度二万メートルで起きた事故を調査するために飛び立ったメーカーの新人・高巳と事故で生き残った自衛官・光稀は、そこで不思議な光景を見る。高知の田舎で暮らす高校生は、海岸で奇妙な生物を発見する。その翌日、自衛官をする彼の父親は、飛行機事故で二階級特進してしまう。
えーと、すごく面白かったです。現時点で今年のベスト級かもしれません。
あーだこーだ語るのは解説の人に任せます。怪獣映画とか詳しくないから、べた褒めの解説と同じようなことしか書けないしw
ラスボス的存在のクソガキすら救う宮じいの存在感が素晴らしいです。書き下ろしではちょっと心の汗が(ρ_;)
それはそれとして、男社会でがんばる強気な女性というのは、有川浩の萌えポイントなんですかね?