秋山瑞人「DRAGONBUSTER01」

龍盤七朝 DRAGONBUSTER〈01〉 (電撃文庫)

龍盤七朝 DRAGONBUSTER〈01〉 (電撃文庫)

青い目を持つ言愚ごんぐとして虐げられてくらす涼狐じゃんごは、いやなことがあるといつも川原で剣を振ることにしていた。
身分を隠して市井を探索していた卯王朝の皇女・月華ベルカは、財布をすられてぐるぐる回った挙句、道に迷って真っ暗な夜のどぶ川にたどり着いた。そこで月華が見たものは、青い双眸と双剣を持つ男の、即興の舞踏のような美しい演武だった。
――すごい! 決めた。わらわも剣をやる!


剣を介した、身分違いの恋、になるのかな。ならないなw
秋山瑞人の文章力はものすごくて、ストーリー的な動きはほとんどないキャラクターの顔みせ的な話なのにぐんぐん引き込まれます。今気づいたけど、この本、文章中に挿絵が全くないんだ。文章から映像が自然に浮かんでくるから別にいらないのか。
それはそうと、帰りの電車でこの本を読んでたら5駅くらい乗り過ごしてました。時間を忘れるくらい楽しいってこういうことなんだねw