加納朋子「てるてるあした」

てるてるあした (幻冬舎文庫)

てるてるあした (幻冬舎文庫)

高校入学を前に浪費家の両親が借金をつくり夜逃げをしたので、私は遠い親戚の家に厄介になろうと、小さな田舎町「佐々良」にやってきて、魔女のような久代さんと一緒に暮らすことになった。みたいな感じ。「ささらさや」の続編だけど、こっちから読んでもよさげです。「ささらさや」を読んだのが3年位前だから、細かいこと忘れてたよw
えーと、たぶん「ささらさや」よりミステリ色が薄めで主人公の照世の成長物語の側面が強くなってます。サヤさんやユウスケや婆さんズと関わって、少しずつ大人になって、そして・・・。いやー、加納朋子にこんなの書かれると困っちゃうよね。こころの汗が(つд`)
これはこれで凄くよかったけど、もうちょっとミステリしてる話のほうがいいかな。