甲田学人「断章のグリム6 赤ずきん(下)」
- 作者: 甲田学人,三日月かける
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2007/12/10
- メディア: 文庫
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ということで、前回(→)の続き。少しずつ情報が明らかになって、事件の全体像がわかってくる過程に引きこまれました。またその過程も、なんつーか、描写の一つ一つが嫌悪感と恐怖を抱かせる素晴らしいもので・・・蒼衣が斉藤宅に突入したときの描写は特にすさまじく、読んでて鳥肌が立ちました。まあでも、「人魚姫」のほうが物語的なクオリティは高かった気がするし、“悪夢”という感じではあったような。
これでもかってくらい後味悪い〆かたしてたり、あらゆる意味で*1特異点な作品だと再認識しました(作家単位でもそうかも)。
(´-`).。oO(「夜魔」の文庫落ちはまだかな・・・)