甲田学人「断章のグリム6 赤ずきん(下)」

(前略)(中略)かくして悪夢の、続きが始まる。
ということで、前回()の続き。少しずつ情報が明らかになって、事件の全体像がわかってくる過程に引きこまれました。またその過程も、なんつーか、描写の一つ一つが嫌悪感と恐怖を抱かせる素晴らしいもので・・・蒼衣が斉藤宅に突入したときの描写は特にすさまじく、読んでて鳥肌が立ちました。まあでも、「人魚姫」のほうが物語的なクオリティは高かった気がするし、“悪夢”という感じではあったような。
これでもかってくらい後味悪い〆かたしてたり、あらゆる意味で*1特異点な作品だと再認識しました(作家単位でもそうかも)。
(´-`).。oO(「夜魔」の文庫落ちはまだかな・・・)

*1:ライトノベル界隈では殊更