冲方丁「ばいばい、アース１ 理由の少女」

ばいばい、アース 1　理由の少女 (角川文庫 う 20-1)

空には聖星アースが輝き、鉱物のような様々な花が咲き乱れ、動物の特徴を持った人々が＜都市＞と＜外＞に暮らす世界。そんな世界にただ一人なんの特徴も持たないまま生まれた少女、ラブラック・ベル。身の丈を超えるユリ科の大剣＜唸る剣ルンディング＞を軽々と振り回すベルは、放浪者ノマドになるべく＜都市＞の剣士ソリストとなった。みたいな感じ。
（・∀・）ｲｲ!
内容としてはファンタジーになるんですが、そして俺はファンタジーはそんなに好きじゃないんですが、これはいいです。丁寧に構築された世界観がまず素晴らしいです。なんというか、圧倒されますｗ ルビを用いまくった文体はお世辞にも読みやすいとはいえないけど、勢いが増幅される戦闘シーンは眩暈がするくらい刺激的です。これは凄い。大剣と少女という組み合わせもいいですねｗ
四ヶ月連続刊行らしいのでｗｋｔｋしながら続きを待ちます。