田中哲弥「さらば愛しき大久保町」

さらば愛しき大久保町 (ハヤカワ文庫 JA タ 9-5)

登場人物全てに向けられる突き放した描写とどこか外した展開が楽しい大久保町三部作の三作目。
この人の作品、本来混ぜちゃいけないものを強引に、かつ過剰に混ぜることで起こる不思議な化学変化が面白いのかな。「さらば〜」だと王女の誘拐事件と水族館、つまりはシリアスな話とコメディ要素。それだけじゃなくてギャグも詰め込みすぎだと思いますｗ
単純に楽しくておｋ