機本伸司「メシアの処方箋」

メシアの処方箋 (ハルキ文庫)

メシアの処方箋 (ハルキ文庫)

地球温暖化の影響で決壊したヒマラヤの氷河湖から“舟”が現れた。古代の王の墓だという予想とは裏腹に、舟の中には蓮華模様の書かれた木簡だけが入っていた。調査隊に隠れて独自の調査を始めた私達は、どうやらその蓮華模様がAGCTで現れされたゲノム情報であることに気づき、生命理工学の第一線を退いた仲間たちとともにその生命を作ろうとした。みたいな感じ。
前作、「神様のパズル」()は物理学を駆使して宇宙を作る話だったのですが、「メシアの処方箋」は生命工学を駆使して救世主を作る話でした。読後感やストーリー展開は前作とコンパチですね。穂瑞みたいなわかりやすい萌えキャラがいない分とっつきにくいかもしれませんw いや、(俺が)物理学はそれなりにわかるけど、生命工学と倫理は門外漢だからとっつきにくかったというのが正解だとは思いますが。
それにしても、内容と全く関係がないにも程があるこの表紙はどうなんですかね。この女誰だよ?www