水上悟志「ぴよぴよ」

ぴよぴよ―水上悟志短編集 (ヤングキングコミックス)

ぴよぴよ―水上悟志短編集 (ヤングキングコミックス)

(・∀・)イイ!
水上悟志はもともと短編気質の作家だと思ってたのですが、やはり短編を書かせると素晴らしい切れ味ですね。
にわとりにならずに人間代まで育ったひよこの源八朗の造詣が楽しい表題作「ぴよぴよ」、人外の存在が住む町「百鬼町」を舞台にした連作も良かったけど、特に気に入ったのは「がんばってちゃんとやめよーぜ」「えらぶみち」の二つかな。

今の俺の生き方も
他ならぬ俺自身が選んだ道なんだ!!

なんだか俺の精神状態が伺えるよねw
相変わらず、現実からちょっとだけずれた日常の描写が見事でした。