伊坂幸太郎「アヒルと鴨のコインロッカー」

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

大学生活を送るために新しい街にやってきた僕は、まず猫に会い、次に河崎と出会った。全身黒ずくめで悪魔じみた河崎は、僕に一緒に本屋を襲う計画を持ちかけた。断ったつもりだったのに、なぜか僕は本屋の裏口にモデルガンを持って立っていた。
同時進行で語られる現在と二年前の話が綺麗に収束する構成が相変わらず巧みで感心します。洒落ていて、落ち着くべきところにきちんと収まる、高値安定で面白い物語。まあいつもの伊坂幸太郎なんだけどw

神様を閉じ込めに行かないか

おされな会話とベタな勧善懲悪も相変わらずです。
映画化されるらしいけど(たぶん見ない)、どうやって映像にするんですかね?