大石まさる「続水惑星年代記」

続水惑星年代記

続水惑星年代記

(・∀・)イイ!
少しだけSFな”懐かしい未来”と叙情的に綴られるジェブナイル短編集。2冊目。ほんとに素晴らしいです。
大石まさるがかなり短編気質な作家なので、連作短編というこの形式がこれ以上ないくらい綺麗にはまったのでしょう。やりたいことを好きなように書いてる感があるのもいいw
収録作の中では「I MY WINDOW〜私の私の窓」が特に気に入りました。

あなたは何になりますか?
何になりたいですか?

こういう問いを真っ直ぐに、そして爽やかに投げかけて少しも説教くさくならないというのは凄いことだと思います。

解らない? あたしもです
それでも窓の向こうにぼんやりと
あたしがいる気がするのです

安易な答えを作中で出さないのもいいよねw