長谷敏司「円環少女4 よるべなき鉄槌」

円環少女 (4) よるべなき鉄槌 (角川スニーカー文庫)

円環少女 (4) よるべなき鉄槌 (角川スニーカー文庫)

<<神に近きもの>>グレンとの戦争の後始末に追われる京香に変わり、メイゼルときづなの面倒を見ることになった竹原仁。彼は超えては行けない一線を越えてしまうのか!ぇー�堯福陰◆�;)!?
物凄くよかった。序盤、仁の視点を通したメイゼルときづなの描写がやたらと生々しいf(^_^;)日常パートから、終盤の4つの勢力が入り乱れる乱戦まで、相変わらずテンション高くて物凄く面白いです。前作「煉獄の虚神」は”似ている”をキーワードにメイゼルと仁の絆を書いた作品だったわけですが、本作は”いつか”をキーワードに仁の過去と希望を書く話だったのでしょう。
人間らしくあることと完璧で透明な神への信仰で揺れるエレオノールの描写も良かった。嗜虐的な方向に真っ直ぐに歪んでるメイゼルは素晴らしすぎです(*´Д`*)。
いくらんでも風呂敷を広げすぎでは?ともちょっと思います。