加納朋子「レインレイン・ボウ」
- 作者: 加納朋子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/10/18
- メディア: 文庫
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虹を構成する七色をテーマにして、高校のソフトボール部の仲間の現在を描いた連作短編。いつものようにミステリとしては小粒ですが小説として物凄く上手いです。知寿子の親友に重要な意味を持たせつつ短編として描写しないことで7つの短編に一貫した謎を持たせてるんですね。これで数が合ったw
前向きで力強い女性たちの生き方に励まされる人も多いでしょう。「コッペリア」が変化球だったこともあってか、久々にど直球な加納朋子作品を読んだ気がします。
「月曜日の水玉模様」の片桐陶子も出てます。