東野圭吾「殺人の門」
- 作者: 東野圭吾,角川書店装丁室高柳雅人,角川書店装丁室
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2006/05/26
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 24回
- この商品を含むブログ (143件) を見る
これはミステリじゃないね。非モテの黒いオーラが出まくった、(狭義の)キモイ系小説、非モテ文学だと思います。倉持修に何度も騙されるのは正直バカだと思うけど、主人公が女性に騙される件(くだり、と読む)は笑うに笑えません('A`)。好きな女の子をことごとく倉持修に掻っ攫われるのも笑うに笑えません('A`)。ここまで、実は微妙に褒めてますw
とはいえ、シナリオに関してはかなり思うところはあります。主人公が倉持修と、あるいは他の人と偶然会うことをストーリーが動くきっかけとして多用しているのですが、いくらなんでも偶然性に頼りすぎだと思いますよ。
東野圭吾にしては珍しく、読んだ人によって評価が分かれそうな作品ですが、俺は気が滅入りましたw