森薫「エマ」7巻

エマ (7) (Beam comix)

エマ (7) (Beam comix)

完結。
19世紀イギリスの雰囲気と職業としてのメイド、そしてメイドと貴族の身分違いの恋を描いた本作も、当時の風習を考慮したらこれ以上ないだろうという大団円を迎えました。この作品の最大の良さは、作者である森薫の作画と演出の丁寧さでしょう。作品に対する愛情を感じます。本作を読むとメイド喫茶で安売りされてるメイドが偽者に見えてくるね*1
どうでもいいけど、エマの言う「花売り」は娼婦の隠語ですかね?

*1:確かにあれはウエイトレスなわけだが