宇仁田ゆみ「うさぎドロップ」1巻

うさぎドロップ (1) (FC (380))

うさぎドロップ (1) (FC (380))

じいさんの訃報を聞いて実家に帰ったらじいさんの隠し子だという女の子がいた。その女の子を押し付け合い、施設に預けるという規定路線で話し合う親戚一同に嫌気がさして、三十路で、毒男で、一人暮らしの俺は、6歳で、俺の叔母で、俺になついてる無口な女の子・りんを勢いで引き取ることにした。みたいな感じ。
三十路の毒男が親戚の女の子を育てることになって、保育園探しから日々の育児まで四苦八苦する様子が手に取るようにわかります。これはきっと、大吉という(俺が)感情移入しやすい主人公を立てたことが大きいのでしょう。
りんが大吉に心を開く様子や、りんの母親の謎などストーリーが動いてるのも読みやすさに繋がってます。