甲田学人「断章のグリム1 灰かぶり」

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さあ今日は「断章のグリム」のお話をしよう(>未読の人置いてけぼりな小ネタは辞めましょう)。”神”に捨てられた悪夢は、集合無意識の底から小さな泡となって、上へ上へと浮かび上がっていく。そして人間の恐怖や悪意と混ざり合い、現実のものとなる。普通で居ることを望む白野蒼衣は、罪と狂気が作り出した<泡禍>灰かぶりに出合った。
童話をモチーフにしたシリーズで、一作目となる本作のテーマはシンデレラ(灰かぶり)。この人の小説初めて読んだけど、やたらと嫌悪感を抱かせるグロ描写と痛々描写はかなりのものだと思いました。丁寧に描写される「眼球えぐっちゃうぞ」はなかなかきついものがありますw
登場人物の顔見せな印象が強い話でしたね。たぶんこのシリーズ、蒼衣や時之に直接かかる物語になってからが面白いと思うので、それを期待して続きを待つよ。
('(゚∀゚∩ まつよ!